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【高校から就職】高校就活のスケジュールは?何をすればいい?【鳥取県版】


鳥取県に住む高校生のみなさん!

「高校を出てすぐ就職するのと、進学するのは何が違うんだろう?」

「周りはみんな進学するみたいだけど、自分には就職の方が合っているのでは?」

と考えたことはないですか?

今回紹介するのは 県内高校から推薦で就職した先輩の体験談です

進学と就職の違い、就職活動のスケジュールなどを理解して、自身の進路を考えるきっかけにしてください!

 

 

先輩のプロフィール

先輩の写真



名前:あかね さん

学校:県内の高校(商業系)

仕事:社会人4年目 事務系

高校時代:部活を頑張っていました!引退後は駅オンでドーナツ食べたりプリ撮ったりしたのがいい思い出!友だちの電車待ちでお話しするのもたのしかった♡

 

――ちなみに、就職を選んだ理由やきっかけは何ですか?

入学した時点では進学か就職かはまだ決めていませんでした。

簿記やエクセルの使い方など、高校で実践的な分野を学んでいくうちに、せっかく身に付けたスキルを無駄にはしたくない!社会人として自立したい!という思いが強くなりました。

また、大卒就職の厳しさを耳にすることも多く「勉強、サークル、アルバイト、就活をすべて両立することなんてできるのか…?」という不安もありました。

大卒就職は「学生個人対企業」なので、就職活動は自分自身で頑張らなきゃいけない。

一方、高校からの就職だと「高校対企業」型なので、高校からの手厚いサポートを受けながら就職活動ができます。

確実かつ安全に進路を決めたかった私は「高校対企業」型の就職に魅力を感じました!

 

就職活動のスケジュール

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――それでは、あかねさんが経験した就職活動のスケジュールを教えてください!

まず、高3の春〜夏までには「進学か就職か」の意志表示を高校側に伝えます。

7月から夏休みの間に進路室にて求人票の公開が始まるので、それをチェックします。

――夏休み中なんですね!

そうですね。高校は休みだけど、求人票を見に行っていました。

そして9月からは本格的な応募・選考が始まります。

応募企業を第三希望まで決めて高校に提出したあと、先生による校内選考があります。

――校内選考では何を見られるのでしょうか?

おそらく普段の生活態度や成績、あとは部活などでの実績です。

校内選考を経て応募先が決まると、すぐに面接練習を始めます。

――企業との面接はすぐに始まるのですか?

そうですね。私の場合は9月中にもう面接がありました。

企業によって異なりますが、大体は9〜10月のうちに行われます。

――ちなみに内定(高校卒業後に雇用することを企業が約束すること)はいつ通知されました…?

私の場合は面接が終わったあとすぐ、その場で内定をいただきました。

――その場でもらえることもあるんですね!では、その時点であかねさんの就活は終了したということですか?

はい。9〜10月という早い段階で進路が決まるのも、高校就活ならではです!


高校就活のスケジュール

引用:https://jinjib.co.jp/business/schedule

 

就活に向けてやっていたこと

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――高校生活を送る上で、就活に向けて準備していたことはありますか?

高1から高3まで、就職も進学もどちらも選択できるように良い成績をキープすることには力を入れていました。

もしやりたいこと・行きたいところが見つかった時、応募条件に当てはまらなくて諦めざるを得ない…となるのが一番不安だったので、まずは成績が大事かなと!

――具体的にはどのように対策していましたか?

普段の授業を真面目に受けるのはもちろん、授業の一貫で行われる資格取得の勉強もしっかり取り組んでいました。

特定の資格を持っていないと指定校推薦を受けられない大学や企業もあるんですよ。

――高1・高2のうちに他に準備していたことはありましたか?

そうですね… 企業研究とかも授業で触れられる程度で、自らやっていたことは特にないですね。

でも、高2から高3の春休みにかけて、進路室に掲示されている情報はチェックをして、進路室の方々にちょこっと相談するなどのことはしていました。

――ということは、本格的な準備を始めたのは高3からでしょうか?

そうですね!

――なるほど!では、選考を受ける企業が決まってからの対策を教えてください。

卒業生からのアドバイスで「面接では企業のホームページへの理解が問われる」と聞いたので、経営理念や事業内容、実績などをチェックしていました。

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あとは面接の模擬練習ですね。

うちの高校では様々な先生に自分からお願いするシステムでした。

誰と何回練習するかは自由でしたが、私はできるだけいろいろな先生に・何度もお願いするようにしていました。

面接官と年の近い先生方の意見は参考になりましたし、何度も練習すればするほど自信も身についてきました。

一方で、友だちとの面接ごっこは緊張せず気軽に練習できたので、それもよかった笑

いずれにせよ面接練習はたくさんやっておいてよかったなと思います!

 

高校就活を考えている高校生へのアドバイス

――最後に、高校就活を視野に入れている高校生に向けたアドバイスをどうぞ!

就活を進める上で、自分の思いを発信する力がとても重要だと思いました!

面接はもちろん、高校の先生に進路のことを伝えるときも、自分が何を考えているのか・理解しているのかをわかりやすく伝えることが大事です。

「コミュニケーションがニガテ…」という人でも、まずは基本的な挨拶などを頑張るだけでも相手に良い印象を与えることができ、会話がスムーズに進みやすくなるはずです。

一方で、少し後悔していることといえば「もっと多方面に目を向けて進路を選んでもよかったのではないか」ということです。

たとえこれだ!というやりたいことが決まっていても、他のものと比較・検討することで新しい側面が見えることもあるはずです。

ただ、「一人一社制」という高校生ならではの問題がありますからね…

「一人一社制」とは?

高校を介して就職する場合、基本的には同時に複数の企業に応募することができません

鳥取県では「9月中までは一人一社制、10月1日以降一人二社まで応募・推薦を可能とする。」という決まりがあります

 

あとは、やっぱり資格や検定の合格実績はあった方がいいです!

事務として働いてみてわかったのは、エクセルや簿記などの基礎力が日々の業務で役立つということです。

高校生で社会人経験が無いからこそ、資格を持っていることは基礎力があることの客観的な証明になり、ちゃんと仕事に貢献できているのだという自信にもつながります。

実際に面接でも「簿記持ってるんですね!」と好印象を持たれました。

――なるほど。高校での頑張りが「社会人」としての生活でもしっかり生きているんですね!

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まとめ

・就活が始まるのは高3の7月から(求人票の公開開始)

・校内選考に向けた準備と面接に向けた準備が重要

・先輩のオススメは「発信する力」・進路の比較・資格の勉強

 

いかがでしたか?

もし「高校就職を経験した先輩に悩みを相談したい!」という場合は、みなみかぜ文庫のLINE@や連絡フォームにて気軽にお問い合わせください◎




執筆者:ハルタ